男子テニスのミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/レッドクレー/ATP250)は5日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードのS・チチパスが世界ランク67位のP・クエバスに6-3,7-6のストレートで勝利し、クレーコートで初優勝を果たしました。
この試合、第1セットは危なげのない展開でチチパスが取りますが、第2セットではクエバスに股下ショットを決められるなど苦戦。リードするも追いつかれ、珍しくイライラを表に出してしまいます。そして4-5の時にはセットポイントを握られるピンチを迎えます。しかし、そのピンチを強烈なサービスで凌ぐと、チチパスは本来のプレーを取り戻し、最後は甘いドロップショットに対してフォアのウィナーを決めてゲームセット。1時間43分で今年2月のオープン13・プロヴァンス(マルセイユ)に続き今季2勝目となりました。
キャリア通算3勝目を挙げたチチパスは試合後、「このタイトルは私にとって大きな意味がある。私はとても落ち着いていた。第2セットは追いつかれて少しイライラしてしまったが、ファイトし続ければ2セットで勝つことができると信じていた」とコメントしました。
一方敗れたクエバスは、ラッキールーザーで本戦入りし、準々決勝で第8シードのF・ティアフォーを下すなど快進撃を見せて優勝に王手をかけましたが、今季初優勝、キャリア通算7勝目とはなりませんでした。
この大会には世界ランク71位の西岡良仁も出場していましたが、第8シードのF・ティアフォーに6-2、3-6、6-7の逆転で惜しくも敗れ、ベスト8進出とはなりませんでした。ファイナルセットではお互いに2回ずつブレークし合ってのタイブレーク突入という大接戦でしたが、2時間25分で力尽きました。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
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