男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/レッドクレー/ATP1000)は9日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの錦織圭は世界ランク34位のS・ワウリンカに3-6,6-7のストレートで敗れ、2017年以来6度目の8強入りとはなりませんでした。
第1セット、サーブ好調のワウリンカに、ファーストサーブからのポイント獲得率93パーセントという安定したサービスゲームを展開され、1度もブレークチャンスを掴めなかった錦織は、このセットを落とします。
第2セットも決して好調とは言えなかった錦織でしたが、なんとか粘り強いプレーでピンチを凌ぎ、タイブレークへ持ち込みます。しかし、スマッシュをミスするなど精彩を欠き、結局ペースを掴めないまま1時間35分での敗退となりました。これで、昨年8月のW&Sオープン2回戦からワウリンカに3連敗となりました。
自分のテニスができずにストレスが溜まっていたのか、敗戦が決まった直後、ラケットを叩きつけて悔しさをあらわにした錦織は、試合後「安定したいいプレーができれば自然と自信はついてくると思うが、今日は劣勢の中なかなかチャンスがなく、上手くいかなかった。ただ、プレーは良くはなってきているので、やり続けて自信を高めていくしかないと思う。」と語りました。
次戦は、来週からのBNLイタリア国際(ローマ/レッドクレー/ATP1000)に出場予定です。同大会最高成績は2016年のベスト4となっています。
その他では、第4シードのR・フェデラーが第15シードのG・モンフィスを6-0,4-6,7-6のフルセットで下してベスト8進出を果たし、1968年のオープン化以降で、男子歴代2人目のシングルス通算1200勝を達成しました。次は歴代1位のJ・コナーズ(アメリカ)の通算勝利数1274を目指します。
それでは、錦織vsワウリンカ戦を含む、3回戦のハイライト映像をご覧ください!