【動画】ウィンブルドン、日本人男子1回戦!

 

テニスのウィンブルドンは1日と2日、男子シングルス1回戦が行われ、日本人男子4名が初戦に臨みました。

まずは、世界ランク274位の杉田祐一は、第3シードのR・ナダルに3-6,1-6,3-6のストレートで敗れ、2017年以来2年ぶり2度目の2回戦進出とはなりませんでした。しかし、試合後の会見で「最高の1回戦だった。こんな大きなコートでナダルと試合をすることは滅多にない。もっと試合をしていたかった。自分のテニスができているときは、そういう思いで試合ができるのだと思う。全力を尽くせたと思っている。」と感想を述べた後、「大事な戦いはここから。復活のきっかけにしたいと思う。」と、この試合から復活の手応えを得ている様子でした。

30歳の杉田は、2017年のアンタルヤ・オープン(トルコ/ATP250)でツアー初優勝。同年の世界ランキングでは錦織圭に次ぐ日本男子史上2人目の30位台となる36位を記録するも、昨年は思うような結果を残せずランキングを落としていました。しかし、今大会は予選3試合を勝ち抜き本戦へ出場。その後、6月下旬に入籍したことを発表し、「テニスは孤独なスポーツ。安心できる場所ができたのはいいこと。これから新しいテニスライフが始まる。」と語っており、2017年のような躍進が期待されます。

次に、世界ランク68位の西岡良仁は、元世界ランク8位のJ・ティプサレビッチに4-6,7-6,2-6,7-5,2-6のフルセットで敗れ、惜しくもウィンブルドン初勝利とはなりませんでした。試合前に「今年のグランドスラムは全部1回ずつ勝っているので、調整的には短いが、この得意ではない芝でも、なんとか自分の出せるものを出して、1回戦突破したい。」と話していましたが、4時間近くの死闘の末に力尽きました。

次に、世界ランク180位の内山靖崇は同94位のT・サングレンに6-3,2-6,4-6,3-6の逆転で敗れ、グランドスラム本戦初勝利とはなりませんでした。予選3試合を勝ち抜いてグランドスラムのシングルスに初の本戦入りを果たしていた内山でしたが、2時間を超える熱戦の末に敗者となりました。

そして最後の砦、第8シードの錦織圭は世界ランク113位のT・モンテイロを6-4,7-6,6-4のストレートで破り、8年連続8度目の初戦突破を果たしました。日本人として唯一勝ち上がった錦織は試合後「勝てて嬉しい。良い形でプレーできた。久しぶりの芝での大会だったが、入りも良かったので、安心してプレーができた。ただ、上手く攻められなかったり、第2セットの5-4のところで落としたりと反省点もいくつかあるので、次に向けて修正して臨みたい。」と手応えを語りつつも、2回戦に向けて気を引き締めていました。2回戦は、世界ランク55位のC・ノーリーとの初対戦です。

それでは、この中での唯一の動画、杉田vsナダルのハイライト映像をご覧ください!

 

ファイナルセット8-6までもつれ込んだ、第22シードのS・ワウリンカvs世界ランク63位で身長211cmのビッグサーバー、R・オペルカ戦のハイライトもどうぞ!