テニスのウィンブルドンは8日、男子シングルス4回戦が行われ、第8シードの錦織圭が世界ランク58位のM・ククシュキンを6-3,3-6,6-3,6-4で破り、2年連続のベスト8進出を果たしました。
第1セット、序盤は怖いものなしのククシュキンの攻撃に押され気味になりますが、落ち着いて対処すると、第4ゲームでチャンスを生かし先にブレークに成功。リードを守って先制します。
しかし、第2セットも果敢に攻めてくるククシュキンに対して、錦織は自分のペースにもっていけません。第8ゲームで先にブレークを許すと、第9ゲームではブレークバックのチャンスを逸し、このセットを失います。
タイに追いつかれた錦織でしたが、調子は徐々に上がっていました。第3セットと第4セットでは軽快な動きと切れのあるショットでペースを握ると、いずれも先にブレークに成功し、2時間43分で熱戦を制しました。
錦織は試合後「思っていたよりもタフな相手だった。今日は簡単ではなかったが、作戦を見つけて徐々にいいプレーができるようになった。満足している。」と語り、また、グランドスラム5大会連続の8強進出について、「我ながら評価できると思う。ここまで安定して結果が出ているのは、珍しいことでもある。」と控えめなコメントもしていました。
次戦の準々決勝は、3勝7敗と大きく負け越しているフェデラーとの対戦ですが、「ロジャーとやることは楽しみ。芝で最高の相手。速い展開で攻めてくるだろうし、今までのようにラリーはできないと思う。ラリー戦にはならないと思うので、先に仕掛けていきたい。」と意気込みも語っています。
一方のフェデラーは、「彼は最高のバックハンドの持ち主。いつも才能ある選手だと思っていた。難しい試合になると思う。加えて彼はたくさんの体力を残して準々決勝まできている。彼が最近のグランドスラムで多くのタフな試合を乗り越えて勝ち上がってきたことを覚えている。今回はとても順調そうだ。」と警戒していました。
それでは、錦織vsククシュキン戦のマッチポイントの映像と、フェデラーvsベレッティーニ戦のハイライト映像をご覧ください!
マレー/セリーナ組の2回戦のハイライトもどうぞ!