【動画】錦織、自身初のウィンブルドン4強ならず!

 
テニスのウィンブルドンは10日、男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードの錦織圭は第2シードのR・フェデラーに6-4,1-6,4-6,4-6の逆転で敗れ、日本男子で1933年に4強入りした佐藤次郎氏以来86年ぶりのベスト4進出とはなりませんでした。

第1セット、第1ゲームで錦織はリターンエースやネットプレーを決めてブレークする好スタートを切ると、その後も好調をキープし、芝の王者フェデラーから、このセットを先取します。

しかし第2セットに入ると、ギアを上げてきたフェデラーにストローク戦で主導権を握られ、いいところなく失います。

セットが変わり、流れを引き戻したい錦織でしたが、フェデラーの速いテンポの攻撃に押し込まれ、自分のペースを掴むことができず、第3第4セットを共に落とし、2時間36分で力尽きました。

試合後の会見で錦織は「1セット目は、いいプレーができていたが、2セット目以降は苦しかった。先にブレークできそうという光が2セット目以降、見えなかった。どのゲームもプレッシャーを感じながらやっていた。ベストは尽くしたが、自分のプレーが継続できなかった。」と肩を落としました。

また、「悔いが残るのは、焦ってしまったことと、ファーストサーブが入らなかったこと。」と、今大会好調だったサービスが、この試合では確率よく入らなかったことを残念がりました。

ただ、「フェデラーと、ここでやれてよかった。強いフェデラーとやれたのは、すごくいい経験だった。」と敗れたものの、手応えも得ている様子でした。

そして、そのフェデラーと準決勝で相まみえるのは、2010年以来9年ぶり3度目の優勝を狙う第3シードのR・ナダルに決まりました。ナダルは世界ランク65位のS・クエリーを7-5,6-2,6-2のストレートで破り、2年連続7度目の4強入りを果たしました。

ナダルとフェデラーは40度目の対戦で、24勝15敗とナダルが勝ち越しています。直近は今年6月の全仏オープン準決勝で、ナダルがフェデラーをストレートで下しました。また、ウィンブルドンでは2008年の決勝以来11年ぶりの激突となります。

それでは、錦織vsフェデラー戦と、ナダルvsクエリー戦のハイライト映像をご覧ください!

 

 

もう一方の準決勝は、第1シードのジョコビッチvs第23シードのR・バウティスタ=アグの対戦となりました。その2人の準々決勝のハイライトもどうぞ!