男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/レッドクレー/ATP500)は28日、シングルス決勝戦が行われ、第4シードのN・バシラシヴィリがA・ルブレフを7-5,4-6,6-3のフルセットで破り、2連覇を果たしました。
昨年の覇者でハンブルグを得意としているバシラシヴィリは、今年も快調に勝ち上がり、決勝でも素晴らしいプレーぶりで26本のウィナーを放ち、2時間7分でルブレフを退けました。ハンブルグでの連覇達成は、2004・2005年のR・フェデラー以来の快挙となりました。
ATPの公式サイトでバシラシヴィリは、「何か成功を収めると、人々はもっと求めるし、もっと期待する。みんな自分に連絡してきて、みんなハッピーでいる。自国からの応援をたくさんもらっているし、最高の気分だ。」とコメントしました。
準決勝で、第2シードのA・ズベレフにゲームカウント3-5、2本のマッチポイントを握られる崖っぷちから、3時間8分の死闘の末、大逆転勝利していたバシラシヴィは最後に、「準決勝も決勝も精神的に安定し、諦めずに戦えたことに本当に満足している。ここのセンターコートでプレーするのは大好き。とてもよくボールが見える。自分のベストのプレーができたし、来年も絶対帰ってくる。」と語りました。
一方、決勝では敗れたものの、ルブレフは今大会、この1年の低迷を払拭するような活躍を見せました。
準々決勝では、第1シードのD・ティームを7-6,7-6のストレートで敗って、「ティームはクレーコートでR・ナダルの次にベストな選手。だから、このような試合は私にとってとても特別で、自信に繋がる。」とコメント。続く準決勝では、59位のP・カレノ=ブスタを4-6,7-5,6-1の逆転で破って、ATP500で初の決勝進出を果たし、「選手全員がタフな試合をこなし疲れている。違う感情や気持ちがあるから、明日はどうなっているのかわからないが、初のATP500の決勝だし、当然勝利を目指して全力を尽くす。」と意気込みを語っていましたが、好調のバシラシヴィリとの熱戦の末、力尽きました。
また、同時期に行われたBB&Tアトランタ・オープン(アメリカ/ハード/ATP250)では、第3シードのA・デミノーが第2シードのT・フリッツを6-3,7-6のストレートで破り、今季2勝目を挙げています。
それでは、ハンブルグの準々決勝、準決勝、決勝のハイライト映像をご覧ください!