男子テニスのシティ・オープン(ワシントンDC/ハード/ATP500)2回戦で、第7シードのD・ゴファンを6-7,6-2,7-6の逆転で破って、3回戦進出を果たしていた世界ランク77位の西岡良仁は1日、3回戦に臨み、世界ランク52位のN・キリオスに2-6,5-7で敗れ、惜しくも同大会初のベスト8進出を逃しました。
元トップ10のゴファンを破って勢いに乗る西岡でしたが、元世界ランク13位のキリオスにアンダーサービスでフェイントをかけられたり、ジャンピングフォアハンドでウィナーを取られたりと、キリオス独特のプレーに揺さぶられ、後手に回ってしまいます。ビッグサーバーで知られるキリオスのサービスゲームにも苦戦し、1度はブレークするものの、自身は4度のブレークを許し、1時間15分で力尽きました。
キリオスはATP公式サイトで「私は絶好調だった。西岡がレベルを上げてコートに戻ってきたのは素晴らしいこと。彼は信じられないアスリートだ。だからこれからもっと彼と試合をすることになるだろう。でもあまり楽しみなことではない。」と冗談を交えて西岡を称えました。
また、自身のことについて更に語り「精神面の上達を図るために複数人とトレーニングしている。試合に勝てているし、その成果が垣間見えている。」と、メンタル向上のための取り組みを継続していることを明かしました。
その他では、第1シードで20歳のS・チチパスが、世界ランク46位のJ・トンプソンを6-3,7-6のストレートで破り、2年連続2度目の8強入りを決めています。
それでは、西岡vsキリオスとチチパスvsトンプソンのハイライト映像をご覧ください!
キリオスとチチパスは今大会ダブルスも出場しました。第1シードに惜敗しましたが、見所の多い試合でした。そのダブルスのハイライトもどうぞ!(3:10~)