【動画】シティ・オープン、キリオスとメドヴェデフが決勝進出!

 
男子テニスのシティ・オープン(ワシントンDC/ハード/ATP500)は3日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク52位のN・キリオスが第1シードのS・チチパスを6-4,3-6,7-6のフルセットで、そして第3シードのD・メドヴェデフが世界ランク122位のP・ゴヨブジクを6-2,6-2のストレートで、それぞれ破り、両者共にシティ・オープン初の決勝進出を果たしました。

まずチチパスvsキリオス。以外にも初の顔合わせだったこの試合。第1セットはキリオスが最速220kmを超えるビッグサーブで主導権を握り、チチパスにブレークチャンスを与えることなく先取します。しかし、第2セットはキリオスが失速。ストローク戦で主導権を取ったチチパスが取り返し、セットオールに。そして迎えたファイナルセット。両者共に持ち味を発揮して大接戦となりタイブレークに突入しましたが、最後はサーブ力で上回ったキリオスが制し、2時間7分の熱戦に終止符を打ちました。

悪童と言われるキリオスですが、トリッキーなショットやウィナーを決めた後のパフォーマンスで観客を沸かせていました。最後のマッチポイントの場面では、後方に座っていた観客のところに行き「次のサービスはどこに打てばいい?」と尋ねて、レディポジションに戻り、ワイドへの強烈なサービスを放って試合を決めました。その瞬間、再び観客のところに行ってガッチリと握手をしていました。

そしてもう一方、メドヴェデフvsゴヨブジクは、メドヴェデフが攻めて良し守って良しの展開でゴヨブジクを圧倒。上位シードの貫録を見せつけて、僅か55分で勝利しました。

これで、決勝戦のカードはキリオスvsメドヴェデフとなりました。両者は今回が2度目の対戦。今年5月のBNLイタリア国際1回戦で、キリオスがフルセットで勝利しています。

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