8月3日と4日、ATPツアーの3大会でそれぞれ決勝戦が行われ、3選手がタイトルを獲得しました。
まず、ジェネラル・オープン(オーストリア/レッドクレー/ATP250)では、第1シードのD・ティームが世界ランク69位のA・ラモス=ヴィノラスを7-6,6-1のストレートで破り、地元大会で悲願の初優勝を果たしました。
ティームは試合後、「私のキャリアの中で最も美しい瞬間。キッツビュール(地名)とは特別な繋がりを感じている。この大きなセンターコートに6歳の時に初めて来て、その時からずっとこの大会を見てきたから本当に感動的。今日、子供の頃からの大きな夢の1つを達成することができた。」と喜びのコメントを残しました。
そして次に、アビエルト・デ・テニス・ミフェル(メキシコ/ハード/ATP250)では、第3シードのD・シュワルツマンが第5シードのT・フリッツを7-6,6-3のストレートで破り、ツアー3勝目を挙げました。
シュワルツマンは、第1セット5-6で0-40の大ピンチがありましたが、その3本のセットポイントを持ち前のガッツあふれるプレーで凌ぐと、その勢いでタイブレークを制して第1セットを先取。第2セットもその勢いを継続したシュワルツマンが2度のブレークに成功し、1時間42分で勝利。昨年2月のリオ・オープン(ブラジル/レッドクレー/ATP500)以来のタイトル獲得となりました。
そして最後に、シティ・オープン(ワシントンDC/ハード/ATP500)決勝では、世界ランク52位のN・キリオスが第3シードのD・メドヴェデフを7-6,7-6のストレートで破り、3月のアビエルト・メキシコ・テルセル(アカプルコ/ハード/ATP500)に続く今季2勝目、キャリア通算6勝目を挙げました。
両者ブレークのない熱戦でしたが、タイブレークでは、いずれのセットもサーブ力で上回るキリオスに軍配が上がり、1時間34分での決着となりました。
キリオスは試合後、「今週は人生で大好きな1週間の1つだった。大きな一歩を踏み出せた。試合の前に子供たちと卓球をやった。みんな素晴らしい。この大会は忘れられないものとなった」と喜びを語りました。一方敗れたメドヴェデフは、「彼がその気になれば、どれほどいいプレーをするのかを誰もが知っている。この大会で彼はそれを望んでいたし、実行していた。とてもタフな相手だった。」とコメントしています。
それでは、この決勝戦3試合のハイライト映像をご覧ください!
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