テニスの全米オープン(ニューヨーク/ハード/グランドスラム)は2日、女子シングルス4回戦が行われ、第1シードの大坂なおみは第13シードのB・ベンチッチに5-7,4-6のストレートで敗れてベスト8進出を逃し、2連覇とはなりませんでした。そして、大会後に発表される世界ランキングで1位から陥落することが確定しました。
過去2戦2敗と苦手にしているベンチッチに対し、この試合でもなかなか主導権を奪えない大坂は、先にブレークされるなど苦しい展開に。試合を通してセカンドサーブを叩かれ、ストローク戦でも苦戦を強いられます。結局優位に試合を進めるベンチッチに押し切られ、1時間27分での敗退となりました。
試合後の会見で大坂は「この結果は、とても残念。今は悲しい感情がある。でも、多くのことを学ぶことができた。自分を倒すためにベストなテニスをしてくる相手がいること。そのような選手たちに、どう勝つかを見つけなければいけないこと。そういう意味で今シーズンはたくさん成長できていると思う。そしてこのまま成長し続けたい。ハードなトレーニングを続けていけば、いい結果がついてくると思っている。」と語り、前を向いて前進していこうとする姿勢を示しました。
そして男子では、第1シードのN・ジョコビッチが第23シードのS・ワウリンカと対戦しましたが、4-6,5-7,1-2とリードを許した時点で途中棄権したため、ワウリンカがベスト8に進出しました。
今大会、ジョコビッチは試合中に左肩の治療を受けていましたが、この日も同箇所をドクターに診てもらっていました。会見では「けがの状態について結果はこれから出る。これまでも多くの処置や治療をしてきたし、ここまでの数週間でできることは全てやってきた。肩がどのようになるのかをみる必要がある。休養をとってプレーをしないということは、早い回復に役立つはず。」と語っています。
その他では、今大会絶好調のフェデラーが、またも圧巻の勝利を見せました。3回戦で5ゲームしか与えない完璧なプレーで1時間20分で試合を決めたフェデラーは、4回戦では更にそれを上回りました。第15シードのD・ゴファンに対し、たったの4ゲームしか与えず、僅か1時間19分での完勝でした。
それでは、大坂vsベンチッチ、ジョコビッチvsワウリンカ、フェデラーvsゴファンのハイライト映像をご覧ください!
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