男子テニスのサンクトペテルブルク・オープン(ロシア/インドアハード、ATP250)は22日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードのD・メドヴェデフが第4シードのB・チョリッチを6-3,6-1のストレートで破り、今季3勝目を飾りました。
この夏絶好調のメドヴェデフは、今大会もその好調ぶりを見せつけました。この決勝戦でも、過去の対戦成績1勝4敗と負け越しているチョリッチに対し、素晴らしいプレーで4度のブレークに成功し、チョリッチにはブレークチャンスを1度も与えない、圧勝劇を見せました。わずか1時間12分で優勝を決めたメドヴェデフ。キャリア通算6度目のタイトル獲得となりました。
メドヴェデフは、7月29日からの「ワシントン/ATP500」で5試合を戦い準優勝。その後「モントリオール/ATP1000」でも5試合を戦い準優勝。「シンシナティ/ATP1000」では、6試合を戦い、自身初のマスターズ優勝。「全米オープン」では7試合を戦い、決勝でラファエル・ナダルに敗れたものの、2セットダウンから一時追いつくポテンシャルの高さを見せました。そして今大会は4試合を戦って優勝という、驚異の5大会連続決勝進出、そのうち2大会で優勝、この7週間で、24勝3敗という驚異的な戦績を残しました。(今シーズン通算は54勝17敗)。
メドヴェデフは試合後、「ものすごく良い気分です。ですが、シンシナティの後、自分は勝った時に感情を一切顔に出さないスタイルにしようと決めました。自分にしかわからない理由ですが、自分としてはそれが面白い。そして今日実際にそれをやりました。でも嬉しすぎて感情を押し殺すのがすごく大変でした。」と喜びを語りました。また、「去年私は彼に3回連続で負けましたが、今日は信じられないような決勝戦でした。多くの人が、今週私が勝つとは思っていなかったでしょう。でも私はここへ優勝するために来ました。そして実際に勝つことができました。すごく喜んでいます。」とも語っています。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
同時期に行われた、モゼール・オープン(フランス/インドアハード、ATP250)の決勝、JW・ツォンガvsA・ベデネのハイライトもどうぞ!