男子テニスの珠海選手権(中国/ハード/ATP250)は28日、シングルス準決勝が行われ、第7シードのA・デミノーが第2シードのR・バウティスタ=アグを6-2,6-2のストレートで破り、決勝進出を果たしました。
準々決勝で第4シードのチョリッチとの激闘を制して4強に進出してきた20歳のデミノーは、疲れを見せるどころか絶好調。ファーストサービスからのポイント獲得率で95パーセントの高確率を叩き出し、サービスゲームでは危なげなくバウティスタ=アグを圧倒。リターンゲームでも4度のブレークを奪い、1時間18分での完勝劇となりました。
今日はデミノー自身もかなり満足しているようで、試合後「遂にこのレベルまで来た。あとは今日のプレーをどれだけ頻繁に行えるかどうかだ。もし毎週この状態でプレーすることが出来れば、トップ選手たちを倒してトーナメントの頂上にたどり着き、優勝を狙えるだろう。これはほとんど精神的な落ち着きの問題で、毎日集中を失わずにいられるかどうかだ。」とコメントしました。
決勝では、第8シードのA・ラモス=ヴィノラスをフルセットで退けて勝ち上がってきた、世界ランク61位のA・マナリノと対戦します。
また、今大会には、シングルスでの完全復帰を目指す、A・マレーも出場していました。そして1回戦ではシングルス復帰後初勝利をあげました。そして2回戦でデミノーと対戦。2度のブレークに成功し第1セットを奪いましたが、第2セット・第3セットではデ ミノーからブレークを奪うことができず2時間42分の熱戦の末に力尽きました。現在、世界ランク413位ではありますが、徐々にシングルスの実力を戻してきつつあるのは間違いありません。今後のマレーにも注目です。
それでは、デミノーvsバウティスタアグ、マレーvsデミノーの2試合のハイライト映像をご覧ください!