男子テニスの珠海選手権(中国/ハード/ATP250)と成都オープン(中国/ハード/ATP250)で、それぞれ、シングルス決勝戦が行われました。
まず、珠海選手権では第7シードのA・デミノーがA・マナリノを7-6,6-4のストレートで破り、今季3勝目を挙げました。
今大会絶好調のデミノーは、この決勝でも安定感のあるサービスゲームでマナリノに1度もブレークポイントを与えませんでした。逆に自身は第2セットで1度ブレークに成功。そのリードを守って決着となりました。とはいえ、マナリノも自身のサービスゲームでは持ち前の個性豊かなプレーで対抗。白熱するラリーも多かったため、2セット決着にしては長い、2時間5分の熱戦でした。
試合後デミノーは、ATP公式サイト上で、「マナリノは最もタフな対戦相手の1人。とてもトリッキーな選手。第1セットはたくさんのチャンスがあったのにブレークできなかった。そんな時でも冷静にいるよう自分を鼓舞し続け、前向きな気持ちを維持するようにしていた。タイブレークでは最高のプレーができた。あの第1セットは大きかった。」「本当にタフな試合だった。トライして、積極的にポイントの主導権を取りに行き、素晴らしいボールを打つことができた。このような終わり方ができてとてもうれしい。」とコメントしました。
そして、成都オープンでは世界ランク63位のP・カレノ=ブスタが同71位のA・ブブリクを6-7,6-4,7-6の逆転で破り、今季初優勝を果たしました。
カレノ=ブスタはブブリクに31本のサービスエースを決められたものの、自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さない安定感のあるプレーぶりをみせ、大接戦の末に勝利を掴み取りました。この勝利は、2017年5月のエストリル・オープン以来のキャリア通算4勝目となりました。
それでは、この決勝戦2試合のハイライト映像をご覧ください!