【動画】日本人選手の躍進続く!

 
男子テニスの楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオン シップス2019(東京/ハード/ATP500)は1日、シングルス1回戦が行われ、昨日の西岡と添田に引き続き、日本人2選手がシード選手を破って2回戦進出を決めました。

まず、世界ランク136位の内山靖崇が第4シードのB・ペールを6-2,6-2のストレートで破り、2年ぶり2度目の初戦突破を果たしました。

予選を勝ち上がってきた今大会好調の内山は、ファーストサーブからのポイント獲得率で、驚異の100%を叩き出し、鉄壁のサービスゲームでペールにプレッシャーを与えると、立て続けにブレークを奪い第1セットを先取します。第2セットに入っても勢いが止まらない内山は、ビッグサーブと強烈なフォアハンドでペールを圧倒し、世界ランク23位のペールに完勝しました。

金星を挙げた27歳の内山は試合後「今年に入ってから徐々に結果が出始めていて、自信も出てきています。その自信のおかげで、技術的に不安なところが減ってきて、相手に100パーセント向き合うことができています。」「昨日の2人が勝って嬉しかったのと同時に、自分もそれに続きたいと思っていたので、勝てて最高です。今までは錦織くん以外はこの大会で苦戦してきたので、もちろんそれほどレベルの高い大会ということなのですが、その殻をみんなで壊していけたらと思っています。」と語りました。

そして、世界ランク127位のダニエル太郎は第2シードのB・チョリッチを6-4,4-6,7-6のフルセットで破り、大会初勝利を挙げました。

この試合、ダニエルは得意のストローク戦で主導権を取って第1セットを先取します。第2セットは逆転で取られて嫌な流れかと思われましたが、第3セットでは立て直し、一進一退の攻防となります。結局タイブレークにもつれ込む大接戦となりましたが、最後はダニエルのプレーがチョリッチを上回り、2時間30分を超える死闘の末に勝利を収めました。

試合後ダニエルは「チョリッチのサービスがすごく跳ねて厄介だったので、あまり強く打たずにリスクの少ないボールを打って、ミスを引き出そうと思いました。『ベースライン上では僕の方が上かな』と思っていました。序盤、フォアで振り回せたこともよかったと思います。」と試合を振り返りました。

日本人の躍進については「偶然とかではないと思います。流れもよくて、勝てる可能性も上がってきていたはずです。元々ポテンシャルのある人達なので、びっくりはしていません。」と語っています。

それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!