男子テニスの楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオン シップス2019(東京/ハード/ATP500)は2日と3日、シングルス2回戦が行われ、日本人4選手が登場しました。
まず、世界ランク136位の内山靖崇が同45位のR・アルボットを6-7,6-3,6-4の逆転で破り、楽天オープン初、そしてATP500で初のベスト8進出を果たしました。
試合後のオンコートインタビューで内山は「信じられないです。本当にタフマッチだったので、勝ちきれて良かったです。」と喜びを語り、試合に関しては「第1セットの落とし方が悪かったので、心を100%切り替えてまた最初からという気持ちで臨みました。その切り替えが上手くいったかなと思います。」と振り返りました。
次に、世界ランク133位の添田豪は、第1シードのN・ジョコビッチと対戦し、臆することなく打ち合いを挑み、敗れはしましたが素晴らしい試合を見せてくれました。スコアは3-6,5-7でした。
35歳の添田は「試合前から緊張していましたが、ファーストセットで全部出し切るつもりで臨みました。去年や今年の前半からは、この舞台に立つことが想像できませんでしたが、今は、この歳になってもまだ伸びしろがあると思っています。世界ランキングトップ100に入れると感じています。」と手応えを得ている様子でした。
そして、世界ランク77位の西岡良仁は第5シードのL・プイユに1-6,2-6のストレートで敗れ、大会初のベスト8進出とはなりませんでした。
敗れた西岡は「彼のサーブやショットの精度が思った以上に良く、そこに入っていく隙がありませんでした。何かがかみ合えば崩れるかもしれませんが、今日はプイユのタイミングが合っていて、3球目で打ち取られることが多かった。なんとかしたいと思いましたが、あれだけエースを取られてしまうと、何かしようと思ってもその前に終わってしまっていました。」と、お手上げ状態でした。得意の粘りが生かせない試合となってしまいました。
最後に、世界ランク127位のダニエル太郎が同56位のJ・トンプソンを6-4,7-6のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たしました。
ダニエルは会見で「今週はベースライン上でも、ネットでもバランスが取れていて、今までの中でも1番レベルの高いテニスができていると感じています。課題としては浅いボールを打たないように、自分のボールのクオリティを高くキープし続けることです。」と自信と抱負を語りました。
日本人2選手が、地元で8強入りを決めました。準々決勝も期待です。
それでは、日本人4選手の試合のハイライト映像をご覧ください!