男子テニスの楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオン シップス2019(東京/ハード/ATP500)は4日、シングルス準々決勝が行われ、日本人2選手が登場しました。
まず、世界ランク136位の内山靖崇は同53位のR・オペルカ(アメリカ)に3-6,3-6のストレートで敗れ、ツアー初のベスト4進出とはなりませんでした。
この試合、内山はストローク戦では負けていませんでしたが、211センチの長身から繰り出すオペルカのビッグサーブに苦戦。ブレークのチャンスを掴むことができず、逆にオペルカにワンチャンスを生かされ、第1セットを落とします。第2セットも同じような展開となり、1度もブレークチャンスを掴めない苦しい内山は、第7ゲームで2連続ダブルフォルトを犯してブレークされ万事休す。1時間18分で敗退となりました。
試合後の会見では「今まで受けたサービスの中では、おそらくナンバー1でした。180・190センチの選手のサービスとは角度が違った。最初は『いけるかな』と思っていましたが、だんだんと読みづらくなっていきました。負けた実感も湧かないくらいサービスにやられた感じがします。大会を通しては、ここまで残れた自分を評価したいです。」と語りました。
そして、世界ランク127位のダニエル太郎も、同80位のJ・ミルマンに4-6,0-6のストレートで敗れ、ベスト4進出とはなりませんでした。
ダニエルは第1ゲームでいきなりブレークする好スタートを切りましたが、第2ゲームからミルマンに4ゲーム連取を許すなど、逆転で第1セットを落とします。第2セットに入って更に勢いを増すミルマンに対し、ダニエルはミスを重ねてしまい、このセットは1ゲームも奪えずにストレート負けを喫しました。
試合後の会見では「自分のサービスは悪くなかったですが、フォアが1・2回戦ほど振れていなかったです。それは緊張感や風、相手が良かったとか要因はいろいろあると思います。テニスのフィーリングも悪くはなかったのですが、やはり、良いプレーをしなければ、このレベルには勝てません。」と語りました。
それでは、この2試合を含む準々決勝のハイライト映像をご覧ください!
同時期に行われているチャイナ・オープン(北京/ハード/ATP500)の準々決勝ハイライトもどうぞ!