【動画】メドヴェデフ、ズベレフに初勝利でタイトル獲得!15歳ガウフはツアー初優勝!

 
男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/ハード/ATP1000)は13日、シングルス決勝戦が行われ、第3シードのD・メドヴェデフが第5シードのA・ズベレフを6-4,6-1のストレートで破り、大会初優勝を果たしました。ロシア勢の上海マスターズ優勝は、2009年のN・ダビデンコ以来10年ぶりとなります。

決勝戦、メドヴェデフは0勝4敗とまだ勝ったことがないズベレフに対しても堂々のプレーぶりで押し気味に展開。6大会連続決勝進出の原動力になっている安定感はこの日も健在で、ズベレフに付け入るスキを与えません。第2セットに至っては3連続でブレークに成功するなど圧倒し、僅か1時間13分で優勝を決め、今季4勝目、キャリア通算7勝目を挙げました。

試合後メドヴェデフは「みんな『新しい選手が必要』と話している。そういうことを言っている人たちに、自分が何か新しいものを与えられたかもしれないが、私は必要以上に勝利を喜んだりはしない。ただ冷静さを保ち、やるべきことをしっかりやるだけ。」とクールに語りました。

また、ズベレフに4連敗中だったことについて聞かれ、「これまでの4回の対戦より、良い選手になっただけだと思う。例えば、チョリッチとの対戦でも同じだった。彼には4試合負けていたからサンクトペテルブルクの決勝前は、とても緊張していた。しかし、チョリッチには6-3,6-1だった。ここでの決勝戦は6-4,6-1。今シーズンの始めの頃と比べても、成長できていると思う。だから、これまでとは違う結果が出ているのではないか。」と語りました。

一方、敗れたズベレフは「彼は驚くようなウィナーを決めたり、ジャンプしながらバックハンドを打ったりする派手なテニスはしない。あまり見たことのないスタイルでプレーしている。非常にフラットだ。彼は私が何かしようとしても何もできないようなボールを打ってくる。攻撃的にいこうとしても、それが難しい。彼はおそらく現時点で、世界最高の選手だろう。」と称賛しました。

そして、同時期に行われた女子テニスのレディース・リンツ(オーストリア/インドアハード/WTAインターナショナル)でもシングルス決勝が行われ、ラッキールーザーで出場したC・ガウフがJ・オスタペンコを6-3,1-6,6-2のフルセットで破り、15歳にしてツアー初優勝を果たす快挙を成し遂げました。

ガウフは「まだ状況が整理できていない。ショック状態みたい。間違いなく今年1月の私のカレンダーには載っていなかったこと。本当にクレイジーなことが起きた。ラッキールーザーからチャンピオンになれたことも、文字通り非常識。信じられない1週間だった。」と驚きを語りました。

それでは、この決勝戦2試合のハイライト映像をご覧ください!

 

 

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