【動画】パリ・マスターズ準々決勝!

 
男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/インドアハード/ATP1000)は1日、シングルス準々決勝4試合が行われました。

まず、第1シードのN・ジョコビッチが第7シードのS・チチパスを6-1,6-2のストレートで破り、2年連続6度目のベスト4進出を果たしました。過去1勝2敗と負け越していた21歳のチチパスに対し、苦手意識を微塵も感じさせなかったジョコビッチが、ブレークチャンスを1度も取られることなく圧倒し、わずか58分で勝利しました。

試合後、「全米オープン以来、彼はとても高いレベルでテニスをしている。自分のゲームを持っている。この3カ月の結果は彼にとって良いもので、大きな自信が見えた。」とチチパスを評価しつつ、自身について「今シーズン最高の試合ができた。とてもよく準備もできていた。私は数週間前に上海マスターズで彼に負けた。そこからビデオを見返し、何が悪かったのか、逆に何が良かったのかをチェックした。そして今日はサービスが非常に良かった。リターンの読みも正しかった。絶えずプレッシャーをかけることに成功していた。繰り返すが、素晴らしい試合だった。」と満足している様子でした。

次に、世界ランク28位のD・シャポバロフが第13シードのG・モンフィスを6-2,6-2のストレートで破り、初のベスト4進出を果たしました。この試合、シャポバロフは2度のブレークに成功して先行すると、第2セットではファーストサービスからのポイント獲得率で驚異の100パーセントを叩き出しモンフィスを圧倒。ブレークチャンスを1度も与えることなく、わずか59分で4強入りを決めました。

10月のイントゥルム・ストックホルム・オープンで悲願のツアータイトルを獲得したシャポバロフは「優勝したことで落ち着きと安心感が与えられたように思う。今シーズン最後の数週間は本当に楽しむことができている。今日は打ったショットが全て狙い通りに飛んでいく感じだった。全てがうまくいっている。勝つことができてうれしい。」と、充実ぶりを語りました。

一方、敗れたモンフィスは、この試合にATPツアーファイナルズ出場権がかかっていましたが、叶いませんでした。

そして残りの2試合は、第2シードのR・ナダルが世界ランク35位のJW・ツォンガを7-6,6-1のストレートで破って6年ぶりのベスト4進出を果たし、世界ランク27位のG・ディミトロフが同42位のC・ガリンを6-2,7-5のストレートで破って大会初のベスト4進出を果たしました。

それでは、準々決勝4試合のハイライト映像をご覧ください!