ついに男子テニスのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン/インドアハード)が開幕し、10日にシングルスの予選ラウンドロビン第1戦が行われました。初日からフェデラーとジョコビッチが登場し、大盛り上がりとなりました。
まず第1試合は、第5シードのD・ティームが第3シードのR・フェデラーを7-5,7-5のストレートで破り、初の決勝トーナメント進出に向けて好スタートを切りました。
ATPファイナルズ最多6度の優勝を誇るフェデラーに対し、今好調であることを大会前に明かしていたティームが襲い掛かり、両セット共に終盤の勝負所でブレークに成功。接戦を制してまず1勝目を挙げました。これでティームはフェデラーに3連勝、対戦成績を5勝2敗としました。
ティームは試合後「全てが調和し勝つことができた。インドアの試合において最も大切なサービスとリターンが今日は調子良かった。とてもいいプレーができた。最終ゲームも大切だった。彼がブレークしてタイブレークになることは考えたくなかった。集中することが出来た。」と振り返り、また「彼と対戦するのは毎回光栄。勝つことができればさらにいい。特に彼の得意なインドアで勝てたのは素晴らしいこと。」と語りました。また、次戦(vsジョコビッチ)について「おそらくジョコビッチは今ベストな状態。彼はパリで最高のプレーができていなかったけど、それでも簡単にタイトルを獲得してそれを証明している。彼と戦うのは最大の挑戦になるだろう。」と意気込んでいました。
そして第2試合は、第2シードのN・ジョコビッチが第8シードのM・ベレッティーニを6-2,6-1のストレートで破り、初戦を白星で飾りました。今年の成長株で初出場のベレッティーニに対し、ジョコビッチは7度のブレークチャンスから5度のブレークに成功。僅か1時間3分で圧勝劇を見せました。
それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!
ちなみに、リーグ表は次の通りです。
【グループ・アンドレ・アガシ】
(1)R・ナダル(スペイン)
(4)D・メドヴェデフ(ロシア)
(6)S・チチパス(ギリシャ)
(7)A・ズベレフ(ドイツ)
【グループ・ビヨン・ボルグ】
(2)N・ジョコビッチ(セルビア)
(3)R・フェデラー(スイス)
(5)D・ティーム(オーストリア)
(8)M・ベレッティーニ(イタリア)