国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ準決勝!

 
男子テニスの国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ(スペイン/マドリッド/インドアハード)は23日、決勝トーナメントの準決勝が行われ、カナダとスペインが決勝進出を果たしました。

まずは、カナダvsロシア。第1試合でV・ポスピシルがA・ルブレフに敗れ、崖っぷちに立たされたカナダでしたが、第2試合で世界ランク15位のD・シャポバロフが同17位のK・ハチャノフをフルセットの接戦で下し1勝1敗とすると、続くダブルスではシャポバロフ/ポスピシル組がハチャノフ/ ルブレフ組を2時間6分の激闘の末に破り、逆転で準決勝を突破。初優勝に向けて決勝に進出しました。

単複で2勝を挙げ、勝利に貢献したシャポバロフは試合後、「リターンから攻めようとし過ぎてしまい、少し神経質になったが、それを修正して1ポイント1ポイントに集中した。そして訪れたブレークポイントを取って勝つことができた。」と感想を語り、また決勝進出については「何と言っていいのかわからないが、今週、私とヴァセク(ポスピシル)は素晴らしいレベルでプレーしている。ここまで来ることができるなんて信じられない。」と喜びを語りました。

そして、スペインvsイギリス。第1試合で世界ランク62位のF・ロペスが同69位のK・エドモンドにストレートで敗れるも、第2試合で頼れるエース・R・ナダルがD・エヴァンスを圧倒して1勝1敗に持ち込むと、最終試合のダブルスでは、気心知れた親友ペアのナダル/ロペス組がJ・マレー/ N・スクプスキ組を7-6,7-6の大接戦の末破り、決勝進出を決めました。

試合後ナダルは、「新しいフォーマットでのこの大会は劇的な試合が多い。準決勝も非常に接戦だった。試合全体で少しも休む場面はなかった。素晴らしい試合ができたと思う。フェリ(ロペス)は素晴らしいサービスを披露し、重要な瞬間にも上手く対応した。素晴らしい勝利だった。フェリや他のメンバー、そして地元のたくさんの観衆に感謝したい。実際、私は今夢を生きているような感覚だ。」と喜びを語りました。

それでは、準決勝の全6試合のハイライト映像をご覧ください!