男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム/インドアハード/ATP500)は14日、シングルス準々決勝4試合が行われました。
まずは第3シードのG・モンフィスが世界ランク33位のD・エヴァンスを7-6, 6-2のストレートで破り、2年連続4度目のベスト4進出を果たしました。ディフェンディングチャンピオンであるモンフィスは、この日も安定感のあるサービスを武器にキープを続け、第1セットをタイブレークで制すと、第2セットは更に調子を上げて先にブレークに成功。エヴァンスの抵抗を寄せ付けず、1時間52分で勝利しました。
先週の「モンペリエ」優勝で通算9個目のタイトルを獲得し、今週も好調を維持している33歳のモンフィス。既にシード選手で残っているのはモンフィスだけであり、2連覇の可能性が高まっています。
次に、世界ランク21位のF・オジェ アリアシムが同52位のA・ベデネを6-4, 7-6のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たしました。
今大会、高い身体能力を感じさせる動きを見せている19歳のオジェ・アリアシムは、この試合ではサービスが好調。ファーストサーブからのポイント獲得率で80%の高確率を叩き出し、ベデネにブレークのチャンスを与えず、逆に自身は2度のブレークに成功。初対戦となったベデネを1時間51分で退けました。
そして後の2試合は、世界ランク30位のP・カレノ=ブスタが同79位のJ・シナーを、世界ランク39位のF・クライノビッチが第7シードのA・ルブレフを、それぞれ破り、ベスト4に進出しました。
イタリアの新星・18歳のシナーは、昨年のネクストジェネレーションATPファイナルズをワイルドカード出場で制し、一躍スター候補に名乗りを上げ、今大会も2回戦で第4シードのD・ゴファンを破ってトップ10選手から初勝利を挙げていましたが、ツアー初の4強入りとはなりませんでした。
それでは、準々決勝のハイライト映像をご覧ください!