男子テニスのニューヨーク・オープン(アメリカ/インドアハード/ATP250)は16日、シングルス決勝戦が行われ、第8シードのK・エドモンドがA・セッピを7-5, 6-1のストレートで破り、大会初優勝を果たしました。
この試合、エドモンドはサービスが絶好調。11本のサービスエースを決めるなどファーストサーブからのポイント獲得率で93%という高確率を叩き出し、自身のサービスゲームで付け入るスキを与えません。第1セットこそ接戦となりますが、勝負所で待望のブレークを決めて先取すると、第2セットでは序盤で早々にブレーク成功。勢いに乗ったエドモンドが圧倒し、1時間21分で優勝を決めました。この優勝は、昨年のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ/ATP250)以来となる2度目のツアー優勝となりました。
25歳のエドモンドは試合後「1年間を通して多くの苦労があり、外側からでは見ることのできない多くの浮き沈みがあった。そんな中で勝ち取ったこのトロフィーには、とても大きな意味がある。」と喜びを語りました。
一方準優勝に終わったセッピは「彼は今日良いパフォーマンスを発揮した。それは勝利に値するものだ。今日は残念だったが、私も今週はコートでの試合を楽しみ、良い試合をすることができた。これからも前向きに取り組んで前進していきたい。」とポジティブなコメントを残しました。
そして、同じ日にアルゼンチン・オープン(ブエノスアイレス/レッドクレー/ATP250)でも決勝戦が行われ、第8シードのC・ルードが世界ランク145位のP・ソウサを6-1, 6-4のストレートで破り、悲願のツアー初優勝を成し遂げました。
ルードの決勝進出は2度目のことで、昨年4月の米男子クレーコート選手権(ヒューストン/クレー/ATP250)ではC・ガリンに敗れて準優勝に終わっていましたが、今回の決勝では高いパフォーマンスを発揮して、ソウサに1度もブレークチャンスを与えることなく、1時間10分で勝利を決めました。21歳のルードは、アルゼンチン・オープンでの最年少の優勝者となりました。
それではこの2試合のハイライト映像をご覧ください!