男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ハード/ＡＴＰ５００）は２９日、シングルス決勝が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチが第２シードのＳ・チチパスを6-3, 6-4のストレートで破り、２０１３年以来７年ぶり５度目の優勝を果たしました。

今年に入って無傷の１７連勝中のジョコビッチは、決勝戦でも好調ぶりを見せて第１セットを先取。第２セットも先にブレークに成功しますが、今度はチチパスが意地を見せてブレークバック。流れが変わるかとも思われましたが、勝負所でジョコビッチのプレーが上回り再びブレーク。１時間１７分でジョコビッチが勝利を決めて今季２勝目、キャリア通算７９勝目を挙げ、更には今季無傷の１８連勝を達成しました。ちなみに昨年末のデビスカップから数えると、現在２１連勝となっています。

ジョコビッチは優勝後のオンコートインタビューで「目標の一つは今シーズン無敗。いや冗談…。実は本気。」と、冗談とも本気ともとれる発言をしていました。

また試合後の会見では「元気にプレーできていることが嬉しい。今は連続で多くの試合に勝っている。できるだけこれを続けていきたい。でも、それがどのくらい続くか予想することはしない。ベストなプレーができるように日々の目標を達成するために、自分やチームとやらなければならないことへ集中している。」と語りました。

更に、チチパスについて「彼はいつだって経験から学ぼうとし、自分について理解を深めている。だから彼は成長している。それは、偉大なチャンピオン達が持つ特徴だ。彼はすでに結果を残しているけれど、この先更なる素晴らしい未来が待っていると確信している。」と称賛しました。

それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください！