男子テニスのアビエルト・メキシコ・テルセル(アカプルコ/ハード/ATP500)は29日、シングルス決勝が行われ、第1シードのR・ナダルがT・フリッツを6-3, 6-2のストレートで下して今季初優勝を果たし、キャリア通算85勝目を挙げました。
決勝戦、ナダルはファーストサーブからのポイント獲得率で83%の高確率を記録するなど、安定感のあるサービスゲームで22歳のフリッツに対し優位に展開。試合を通して1度もブレークを許さない快勝で、レッドクレーで行われた2013年以来7年ぶり3度目のタイトル獲得となりました。
2005年に18歳で同大会を制している33歳のナダルは試合後、「最初から最後まで素晴らしい大会となった。アカプルコの大会は私が獲得した最初の大きなタイトル。それから15年経ち、今もここにいられるということは本当に大きな喜びだ。」と語りました。
ナダルは全豪オープン以来、約1ヶ月ぶりの公式戦となりましたが、大会を通して安定感のあるプレーを披露し、5試合全てでストレート勝利。落としたゲームは僅か平均5ゲームで、特にリターンゲーム勝率は驚異の54%、ブレークポイント勝率は63%と、ハードコートながら高い数字を叩き出しました。この優勝でナダルは、2004年から17年連続のタイトル獲得となりました。
一方、敗れたフリッツは昨年のネイチャー・バレー国際に続くツアー2勝目とはなりませんでした。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
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