【動画】フェデラーvsナダルの初対決!マイアミ・オープン2004!

 
例年通りであれば、3月下旬から4月上旬にかけてはマイアミ・オープン(ATP1000)が行われているのですが、今年はコロナウイルスの影響で中止になってしまいましたので、マイアミ・オープンの過去の名勝負を紹介したいと思います。

今回はフェデラーvsナダル初対決・2004年マイアミ・オープン3回戦と、決勝戦での初対決・2005年マイアミ・オープン決勝です。

まずは、テニス史に残るフェデラーとナダルのライバル関係が始まった2004年の3回戦です。
当時フェデラーは22歳にして14個のタイトルを獲得していました。前年のウィンブルドンではグランドスラム初優勝を飾り、2004年の全豪オープンも制覇して、初めて世界ランク1位の座についていました。一方のナダルは17歳で、獲得タイトルはなく、この時まだ世界ランク34位でした(17歳で34位なので凄いのですが…)。ですので、大方の予想はフェデラーの圧勝という感じだったのですが、失うものがないナダルは獣のようなフットワークと体のキレを見せて王者を苦しめます。終わってみればフォアの強烈なトップスピンを炸裂させたナダルが予想を覆し、6-3,6-3でこの初対戦を制することとなりました。

そして2度目の対戦は、ちょうど1年後の同じくマイアミ・オープン。今度は決勝の舞台でした。
王者としてリベンジしたいフェデラーでしたが、またもナダルの勢いがフェデラーを上回り、第1第2セットをナダルが連取し、初のマスターズタイトルに王手をかけます。しかし、この崖っぷちからフェデラーが王者の意地を見せて第3第4セットを取り返すと、第5セットでは失速したナダルを圧倒。2-6,6-7,7-6,6-3,6-1で大逆転勝利を収め、前年のリベンジを果たしました。

ナダルは準優勝に終わったものの、この2005年に一気に躍進。モンテカルロでマスターズ初タイトルを獲得すると、全仏オープンでは初出場初優勝を飾るなど、1年で11個ものタイトルを獲得し、19歳にして世界2位へと登り詰めました。

それ以後、両者はこの16年間で40回(フェデラー16勝、ナダル24勝)もの対戦を繰り広げ、世界中のテニスファンを魅了し続けてきました。そして今尚トップに君臨していますので、今後も熱い戦いを見せてくれることと思います。

それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!