【動画】マイアミ・オープン、2011&2013年決勝!

 
例年通りであれば、3月下旬から4月上旬にかけてはマイアミ・オープン(ATP1000)が行われるはずだったということで、今回もマイアミ・オープンの過去の名勝負を紹介したいと思います。

今回は2011年と2013年の決勝戦です。

まずは2011年決勝、ジョコビッチvsナダルです。この時はまだソニー・エリクソン・オープンという名称でしたが、第2シードのジョコビッチが第1シードのナダルに4-6,6-3,7-6の逆転で勝利しました。ジョコビッチはこの勝利で、開幕から負けなしの24連勝を達成しました。

3時間21分の死闘を制したジョコビッチは試合後「もの凄く競った試合だった。世界ナンバー1の選手に第3セットのタイブレークで競り勝つなんて、とても信じられない。」と、勝利の喜びを語りました。一方、この時点でジョコビッチに2連敗を喫したナダルは「彼のプレーぶりは信じられない。第1に、彼は非常に良いプレーをしている。第2に、彼は大きな自信を持ってプレーしている。勝ち続けている時は、勝つことがより容易になる。」と称賛しました。

この2011年はジョコビッチにとって飛躍の年となりました。実はこの勝利以降、2012年のモンテカルロ決勝まで、ナダルはジョコビッチに7連敗を喫しました(しかも全て決勝戦)。

そして次に2013年決勝、マレーvsフェレールです。第2シードのアンディ・マレーが2-6,6-4,7-6の大接戦で第3シードのダビド・フェレールを下し、優勝を飾りました。この時25歳だったマレーは、2011年の上海マスターズ以来3度目のマスターズ制覇となりました。上海の時も決勝の相手はフェレールでした。

この勝利でマレーは世界ランクで2位に浮上しました。驚くべきことに、BIG3以外の選手が2位になるのは、2003年11月以来の出来事でした。このころからBIG4と呼ばれるようになりました。そしてこの2013年ウィンブルドンでマレーは、フレッドペリー氏以来77年ぶりの地元優勝を飾りました。

それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください