例年通りであれば、3月下旬から4月上旬にかけてはマイアミ・オープン(ATP1000)が行われるはずだったということで、今回もマイアミ・オープンの過去の名勝負を紹介します。
今回は2018年と2019年の決勝です。
まず2018年決勝は、第14シードのイズナーが第4シードのズベレフを6-7,6-4,6-4のフルセットで破り、ATPマスターズ1000初優勝を飾りました。イズナーはそれまでマスターズで3度決勝に出ていましたが、ビッグ4の高い壁の前に優勝に手が届いていませんでした。しかし、決勝戦4度目のチャレンジで、ついに悲願のマスターズタイトルを手中に収めました。
イズナーは対戦成績でズベレフに3戦全敗しており、この試合も第1セットを取られて苦しい展開でしたが、最後まで集中力を切らさず自分のプレーを貫き、見事な逆転勝利を決めました。
そして2019年決勝は、第4シードのフェデラーが第7シードでディフェンディングチャンピオンのイズナーを6-1,6-4のストレートで破り、2年ぶり4回目の優勝を飾りました。
イズナーは今大会、初戦の2回戦7-6,7-6、3回戦7-5,7-6、4回戦7-6,7-6、準々決勝7-6,7-6、準決勝7-6,7-6という信じられない勝ち上がりを見せていましたが、決勝戦では第1ゲームでいきなりブレークされるなど、計4度のブレークを許して完敗し、大会連覇とはなりませんでした。
それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!
そして今回は貴重なレジェンドの映像を発見しましたので、更にもう1試合紹介します。2000年のマイアミ決勝・ピート・サンプラスvsグスタボ・クエルテンです。今見てもカッコ良いサンプラスです。