【動画】彗星のように現れてビッグタイトルを掴んだ男!1997年全仏オープン!

 
現在ATPツアーが休止しているため、過去の映像をお送りしています。今日は、1997年の全仏オープンで彗星のように現れ、ノーシードから優勝したグスタボ・クエルテンの活躍動画です。

当時、世界ランキング66位で20歳だったクエルテンは、ノーシードで全仏オープンに臨みました。まだプロ転向3年目で、日本にはあまり彼のことを知る人はいませんでしたが、この大会で驚くべき快進撃を見せました。

1回戦2回戦を勝ち上がると、3回戦では1995年全仏オープン優勝者で第5シードのトーマス・ムスターと対戦。当時クレーコートのスペシャリストと言われていたムスターに対し、攻撃的プレーを貫いてフルセットの末勝利。この勝利で一躍名前が世界に知れ渡ります。

そして準々決勝ではディフェンディングチャンピオンで第3シードのエフゲニー・カフェルニコフと対戦。試合を追うごとに実力を上げているようにみえるクエルテンは、この試合も格上選手相手にひるむことなく伸び伸びプレー。ブラジル人特有なのか、陽気で明るい雰囲気で観客も味方につけ、この試合もフルセットの熱戦で勝利します。

準決勝でノーシード同士の対決を制し、ついに決勝進出したクエルテンの決勝の相手は1993年と1994年の優勝者で、こちらもクレーコートのスペシャリスト、セルジ・ブルゲラでした。しかし、勢いにプラスして自信と実力も備わったクエルテンは、ブルゲラをストレートで圧倒。過去4年間の全仏優勝者を全て破り、初のビッグタイトル=グランドスラムタイトルを獲得。ブラジルの男子テニス選手として初めてのグランドスラム優勝者となりました。

当時、大半のプロテニス選手が白を基調としたウェアを着用していた中で、クエルテンはブラジル人が愛用するカナリアカラーのテニスウェアをまとい、テニスファンにインパクトを与えました。また、当の本人はこんなに勝ち進むとは思っていなかったため、手元のウェアが足りなくなり、急遽メーカーから調達したという逸話も残っています。母国ブラジルでは、クエルテンの全仏初優勝の報道を聞き、「即席リオのカーニバル」的な祝賀ムードで、大変な盛り上がりだったそうです。

それでは、vsムスター、vsカフェルニコフ、vsブルゲラの3試合のハイライト映像をご覧ください!